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こんにちは、じょえずです。

前回の「API Meetup」の続きです。今回は当日の模様についてお伝えします。

これまでの経緯はこちら
当日のセッション概要についてはこちらをご参照ください。

また、各スピーカーの皆様の講演については、趣旨や意図が曲がって伝わってもいけませんので、詳細をここでご報告するというよりも、個人的な感想にとどめています。

実際の内容は後日スライドが公開されると思いますので、是非そちらで詳細をご確認ください。

では、当日の模様をざっと流れに沿ってご紹介します。

会場着

ちょっと早めについて、運営チームの小西さんとご挨拶。

今回のスピーカー依頼のお声がけをしてくださったの方なのですが、ずーっとDMとメールでのやり取りでしたので、実はこの日初めてお会いしました。

じょえずの実物を見て(アバターのイラストと)「似てますね」とおっしゃっていました。

開会まで

プロジェクターやマイクのセッティングテストとかしながら、順次到着されるスピーカーの方々や、運営チームの皆さんとご挨拶しながら、時間が過ぎるのを待っておりました。

早めに来すぎたので、手持ち無沙汰になっていまい、受付スペースの後ろのバックヤード風なところで、意味なくPCをいじっていました。

オープニングおよびFINOLABの紹介とみずほFGの取り組みについて

オープニングはAPI Meetup運営チームの小西さんより「API Meetup」のこれまでの歩みや趣旨、今回のテーマ選定などについてご紹介がありました。

続いて、株式会社みずほフィナンシャルグループの大久保さん、斉藤さんからFINOLABの紹介やAPIに関する政府の取り組み、みずほフィナンシャルグループのAPIへの取り組みについて講演がありました。

FinTechというキーワードは、この1~2年、いやでも耳に入ってくるバズワードですが、個人的にはあまり把握していなかったので、金融APIの全体像、みずほフィナンシャルグループのFinTechにおけるAPIエコシステムの全貌というか、多種多様な取り組みについて興味深く拝聴いたしました。

対話インターフェースの拡大が止まらない

ここでじょえずの登壇です。
じょえずからは、

  • 去年頃からあらゆるサービスの入り口が対話インターフェースへという大きな流れがおきている
  • メッセージングアプリ各社がサービス・システムのプラットフォームとなりAPI・SDKを公開している
  • Facebook、LINE、Slack、Microsoftの動向
  • チャットボットとAIの融合
  • AIアシスタントデバイスの動向(Amazon Google LINE)
  • ボットの構造とAWS Lexのサンプル
  • ユースケース
のポイントでお話をさせて頂きました。
その結論として、
  • フロントエンドのUI・対話インターフェースに対して、バックエンドではBOT・AIがAPI、SDKで提供されるようになり
  • 「新しいビジネス、ユーザー体験を顧客に届けたい」という企業が容易にサービスを構築することが可能となった
  • 今後はますます「ユースケースの創造」ということが重要になるのではないか
  • それは「API Meetup」の目的と狙いにマッチしている
とまとめました。

そしてユースケースの創造ということでは、各社、開発促進、ユーザーへの普及、付加価値の追加ということを目的に各種コンテンストを開催しているとして「LINE BOT AWARDS」「AWS Chatbot Challenge」などを紹介しました。

そして、「LINE BOT AWARD優勝者による開発秘話」の清水さんへと、鮮やかなバトンタッチをした、つもりです。

LINE BOT AWARD優勝者による開発秘話

株式会社富士通システムズウェブテクノロジーの清水さんからご講演がありました。

清水さんは「LINE BOT AWARD」グランプリ、LINE Beaconとチャットボットで、手助けを必要する人と手助けをしたい周囲の人をつなぐ「アンドハンド」を製作したチーム、アンドハンドのチャットボット開発担当の方です。

職場や職種も違うエンジニア・プランナー・デザイナーの方々が業務と関係なく集ったチームで制作をされていたそうです。

とても印象的だったのは、チャットボットで人と人の思いをつなげるというコンセプトそのものです。とても共感と感動をしました。

よくメッセージングアプリのような気軽につながれるツールには「心が、、」みたいな懐疑的批評が、お手軽にフューチャーされがちですが、もう見事に人と人の心をつないでいるな、と思いました。

「アンドハンド」は事業化へ向けて企業と連携しながら実証実験を年内に行う予定だそうです。詳しくはこちらをご覧ください。

株式マーケットのチャットBOTと金融コーパス

株式会社QUICKの辺見さんからは、マーケット情報を提供するチャットボットとその意図解釈について、コミュニケーションAI、金融全般のコーパスの事例等、非常に盛りだくさんなご講演がありました。

まさにFinTech、チャットボット、APIというすべての要素が詰まった講演でした。

中でも7/5に発表された幅広いマーケット情報を提供するWebAPI「QUICK Xignite APIs」のデモは、大変興味深く拝聴しました。

FinTechへの参入や新サービスの展開を考えている企業にとって、とても魅力的なソリューションだと思いました。「QUICK Xignite APIs」については別記事でも掘り下げてみようかなと思います。

APIと対話インターフェースで広がる金融の未来

最後は株式会社みずほフィナンシャルグループの小野田さんが、文字通り金融の未来について、APIと対話インターフェースを駆使した、ご自身の展望を縦横無尽にエネルギッシュに語って下さいました。

聞いている人を引き込み、一体感のある、とても盛り上がったご講演でした。

まとめ(感想・お礼)

講演のあとは、懇親会にて、集われた皆さんと楽しく懇談をさせて頂きました。

とても有意義な時間でした。自分自身がスピーカーとして登壇するという貴重な体験をさせて頂き、このブログも、なんか、ほんの少しだけ、何らかに対して、役に立ったのかな~と、感じました。

どこの何者とも知れない、じょえずの話を聞いてくださった方、お招きくださった運営チームの皆さま、ありがとうございました。

今回のことをいいきっかけととして、今後もスキルの向上とともに、良質な情報発信にと、精進して参りたいとと思います。それでは!