The CentOS Logo Vertical Version With Registered Trademark

こんにちは、じょえずです。

前回はLinuxの概要説明とCentOSを取り上げる旨を予告しました。

今後CentOSを触っていきますが、まずはCentOSの概要について確認しましょう。

これまでのまとめはこちらを参照下さい。

前回も言いましたが、じょえずはLinux系にそんなに詳しくありません。ネットの知識レベルの備忘録的に書いてますので、ご参考までに。

CentOSとは

まずはCentOSについて簡単に説明します。

Red Hat(レッドハット)の商用ディストリビューション「RHEL(レル)」(Red Hat Enterprise Linux)は、ソフトウェアのソースコードがオープンソースライセンスに基づき無償公開されており、そこからRed Hatの商標や商用パッケージ等を除去してリビルドしたものがCentOSだそうです。

このようなものを「RHELクローン」と呼ぶそうなのですが、有志のボランティアにより「Community ENTerprise Operating System」(コミュニティベースで開発された、エンタープライズクラスのオペレーティングシステ)との思いからCentOSプロジェクトは立ち上がったそうです。

今ではRed HatがCentOSプロジェクトの支援を表明し、CentOSプロジェクトの中心メンバーをRed Hatの社員として迎え入れたそうですね。

CentOSの用途

RHELと同じく、企業のサーバや業務用デスクトップ環境の構築を主要なターゲットとしており、Red Hatのサポートが不要な企業向けとされています。

高機能なGUI環境も標準で搭載されているので、様々なビジネスソフトや各種ツールをインストールすれば本格的なデスクトップOSとして使用することも可能です。

CentOSのライセンス

GPL(GNU General Public License)ライセンスです。 ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則とし、ソースコードの改変も認められています。

ライセンス費用はゼロで、無料で使用できます。その上サポート期間が長いのも特徴です。

2015年リリースのバージョン7は2020年までフルアップデートが行われ、メンテナンスアップデートは2024年6月までの予定です。

CentOSの動作環境

これはバージョンによってまちまちなので、インストール対象マシンのスペックとCentOSのバージョンのスペックとをよく確認したほうがいいでしょう。

例えばバージョン7なんて、32bitマシンでは動かないみたいですから、使わなくなったPCに勉強のためにCentOSとか入れて使ってみよう、なんて思って、いざ入れてみたら動かないなってことにもなりかねませんね。

それぞれのバージョンごとの動作環境などはCentOS Product Specificationsに出ています。

ですので『今使っているマシンに仮想化ソフトウェアをインストールして「仮想化環境」を作り、そこにCentOSをインストールして使う』という方法が手軽で簡単でリスクが少ないかと思います。

自己学習として基礎的な事の習得が目的であればこれで十分ですね。

仮想化ソフト

「VirtualBox(バーチャルボックス)」や「VMware(ブイエムウェア)」が有名なところですが、機能面には大きな差はなく、どちらにも無償版があります。

ただVMwareの「VMware Player」無償版は個人用向けであるのに対し、VirtualBoxはGPLライセンスで無償で商用も可能です。

用途に応じて支障のない方を選べば問題ありませんが、じょえずブログではVirtualBoxを利用して、そこにCnetOSを入れてみたいと思います。

ここまでのまとめ

    CentOSは
  • RHELの商標や商用パッケージ等を除去してリビルドしたもの
  • サポートが不要な企業向けとして業務に使われている
  • GPLライセンスでサポート期間も長い
  • 動作環境はバージョンによって違うので注意
  • まずは仮想化環境で使ってみよう

次回は「VirtualBox」のインストールを行ってみます。それでは!