こんにちは、じょえずです。
「Slackでボットを作る」の第4回目です。ボット開発手順の第3段階、カスタムボット連携の設定についてお送りします。
一応Windows環境を前提にしています。全体概要は第1回目の概要編を参照下さい。
前回までのおさらい
Slackが提供するボット開発フレームワークのBotKit。
BotKitはサーバーサイドのJavaScriptモジュール群なので、
- サーバーサイドのJavaScript実行環境であるnode.jsをインストールし
- ダウンロードしてきたBotKitを、node.jsのパッケージ管理ツールnpmを使ってインストール
このサーバーサイドアプリとしてセットアップしたBotKitをSlack側と連携させれば、SlackからBotkitを呼び出して使う事ができます。
今回はこのBotkitとSlackの連携を行います。
カスタムボット
Botkitはボットのフレームワークですので、デフォルトの状態で雛形としてのボット機能が備わっています。つまりもうこの時点でnode.js環境にセットアップしたBotkitは立派なオリジナルボットとなります。
これをSlackでは「自分のチームで使用できる独自のカスタムボット(ユーザー)」と呼んでいます。(こちら)
Slackにはこのカスタムボットユーザーの連携(統合)機能が用意されています。カスタムボット連携
先程のAPIメニューでの“creating a new bot user”をクリックするとカスタムボット連携画面になります。(こちらからもどうぞ)
Slackにログインして下さいね。ここでカスタムボットユーザーの名前を入力します。とりあえずjoe(ジョー)としておきましょう。後からでも変更できます。“Add bot integration”ボタンをクリックすると詳細設定画面になります。“あなたのチームのユーザーのようにコードをやりとりしますよ”(un code that listens and posts to your Slack team just as a user would.)みたいに説明されてますね。いろんな設定内容もあとで変更できますので、とりあえずここでは「API Token」の文字列をコピーして、その他の欄もそのままで保存しておいて下さい。
このSlack側が発行したAPI Tokenをサーバーサイドのカスタムボットに与える事でカスタムボットとSlackの連携は完了となります。
サーバーサイドのボットにAPI Tokenをセットする
「Node.js command prompt」(node.jsといっしょにインストールされています)を立ち上げて、setコマンドで先程のAPI Tokenの文字列をセットします。
ここまでのまとめ
これでBotkitデフォルトでのカスタムボットの実行環境は整いました。焦(じ)らすわけではありませんが、今回はここまでです。次回、実際にボットを動かしてみます。それでは!