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こにちは、じょえずです。

今回も引き続き「今チャットが熱い」です。

企業内コミュニケーションの主役から顧客向けサービスへと広がっていくチャット・ボットの様子についてお伝えします。

前回までの話は
すべてのUIがチャットから - 今チャットが熱い! -
企業コミュニケーションの主役はチャットに - 今チャットが熱い! -
を参照下さい。

従来の電話やメールなどの問い合わせ対応に比べて、コミュニケーションのハードルを下げ、容易に顧客を引き込める事ができるチャットが、顧客向けサービスの主流となりつつあるということで、その活用事例が5月12日付け日経コンピュターに多数紹介されていました。

接客をチャットで

まず店員がチャットで接客する機能を備えたオンラインストア「URBAN RESEARCH BUYERS SELECT」が紹介されてました。アパレル小売店を展開するアーバンリサーチが2016年3月1日に開始したサイトです。

このサイト、ページトップメニューから各カテゴリーのTOPへ遷移すると左下にチェットのアイコンが表れ、すでに1件メッセージが届いています。(下図)

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アイコンをクリックすると、チャット画面が開き、すでに届いていたメッセージ「こんにちは!」を確認することができます。(下図)
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ここでユーザーは具体的なやり取りをチャットで行い、プロの店員と実際に話しているかのような顧客対応を受けてショッピングを行うことができます。上画像はPCでのキャプチャですが記事にはスマホでのやりとりが載っていました。

このサービスは、最初の「こんにちは!」こそボットが送ってますが、後のやり取りは、驚くことに実際のベテラン店長がPCの前で人力でチャットを返しているそうです。きめ細かな対応を提供しようとの工夫なのでしょう、すばらしいですね。

企業とユーザーをつなぐボット

記事ではLINEの取り組みも紹介しています。LINEでは既に売上の3割が法人向けとなっており、2014年に開始した「LINE ビジネスコネクト」で企業が公式アカウントを通して、登録ユーザーに対してメッセージ送信やチャットでの問い合わせ対応が可能になっています。

前々回(すべてのUIがチャットから - 今チャットが熱い! - )でも触れた「BOT API Trial Account」は法人向けの「LINE ビジネスコネクト」のターゲットとなるボット開発者の範囲を広げるのが、狙いだそうです。LINEを使った顧客対応としてコールセンター事業での提携や不動産、旅行、運送などでの活用も紹介していました。

じょえずブログもLINEでつながる

気付いてみれば、このブログもLINEのチャットでつながれます。ライブドアブログが対応したことで可能になったのですが、「LINEの読者ボタン」(PCではQRコード)で登録することで、ブログの更新情報をLINEのチャットで知ることができます。これもチャットインターフェースが主流となりつつあるあらわれではないでしょうか。

よろしければこの機会に是非、じょえずブログの「LINE読者登録」をしてみてはいかかでしょうか。

まとめ

一応今回で「チャットが熱い」「チャットがUIの主流」というお話は終わりますが、どうでしょう、なんかチャットを使いこなして、時流に乗りたくなってきませんか。

次回は、そんなチャットで今急速に勢いを増しているSlackについて書いていきます。それでは!