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こんにちは、じょえずです。

マイクロソフトの次期OS、Windows10が7/29に提供開始される予定です。

昨年(2014年)10月に公開されたTechnical Preview版も、次々新ビルドが公開され、今年(2015)5月からはInsider Preview版として、「Windows Insider Program」を通し今もフィードバック収集とアップデートの試行錯誤が行われています。

リリース直前にあたりWindows10の特徴など評価してみます。

Windows Insider Program

いきなり余談です。私も仕事柄「導入検証」を兼ねて「Windows Insider Program」に参加して「Windows10TP日本語」を入手し試用しましたが、その「Windows Insider Program」のページが少し前に話題となりました。そのページには、

PCの専門家やIT のプロ、そして世界中の開発者といっしょに Windows 10 の構築に携わることができます。ただし、BIOS が植物由来の燃料だと思っている方にはこのプログラムは向いていない可能性があります。
PCの詳しい知識が本当に必要です。BIOS が新しい植物由来の燃料だと思うのなら、Insider Preview をインストールしないことをお勧めします。
と書かれていました。
ジョークなのかマジなのか、笑うところなのか、つっこむとこなのか、苦笑してしまいました。リテラシーの低い理不尽なユーザーや上司に囲まれて日常を過ごしているエンジニアの方なら「その通り!」とマジに受け止めそうですね。

スタートメニューとチャーム

巷でWindows10といえばスタートメニューの復活が話題です。Windows8で評判が良くなかった、スマホ・タブレットに寄りすぎたインターフェイスが改善されています。

デスクトップでは9割のシェアを誇っているわけですから、少し舵の切り方が急だったんでしょうか。下の画像をご覧ください。

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デザインは変わっても動作はまぎれもなくスタートメニューです。
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「よく使うアプリ」から「すべてのアプリ」にシフトできます。タイルもスタートメニューに表示されてます。

そういえばもう「プログラム」ではなく「アプリ」と呼ぶんですね。検索して実行するあの窓も復活しています。(下画像)

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Windows8では馴染めなかったチャームは廃止されてますが、タスクトレイの吹き出しアイコンのクリックでウェジット的なものが現れます。Androidでいう「通知エリア」「通知バー」的な役割ですね。(下画像)
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フリップ的なものとタスクマネージャー的なものを融合した「タスクビュー」なるものも実装されています。「タスクビュー」をクリックすると実行されているアプリが表示されその画面から終了ができます。(下画像)
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iOSでアプリをキルする時のあの動作的なものですね。こうしてみると、一見デスクトップOSとして回帰しているように見えて、実は非常にスマートにマルチデバイスOSに寄せて行ってる気がします。

ユニバーサルアプリでモバイルファーストを加速

それもそのはずでWindows10のコンセプトはPC、タブレット、スマートフォンに留まらず、テレビ、IoT関連機器、ヘッドマウント型の新デバイスなどあらゆる機器でOSとして動作することで、それらをシームレスに連携させるものとしてユニバーサルアプリを位置付けています。

iOSやAndroid向けのアプリもユニバーサルアプリとしてWindows10上で動作できるよう対応するそうです。これにより「モバイルファースト」を加速して、グーグルやアップルを捉えようとしいます。

ちなみにAndroidアプリはJavaやC++なら若干のコード書き換えで、iOSアプリはObjective-Cを対応するといわれています。

下の画像はヘルスケアのダイエットログアプリのWindows10バージョンですが、デバイスを結ぶ事を意識していますね。

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新しいWebブラウザー「Edge」

もうひとつWindows10で話題なのが新しいWebブラウザです。開発コード名が「Project Spartan」でしたが先日正式に「Edge」と発表されました。

おおざっぱにいうと下位互換的な機能を捨て、これからのテクノロジーに向き合った機能をふんだんに実装したブラウザだそうです。

「ActiveX」や「VBScript」には対応していないので、従来のウェブ業務アプリの為にIE11も同時に搭載するようです。ブラウザの冗長性としてはいいかもしれません。

さて「Edge」の特色ですが、「Webページ上で直接メモを取ったり、書き込んだり、落書きしたり、ハイライトしたりできる唯一のブラウザー」とのことです。
ちょっと書き込んでみました。 (下画像)

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無償アップデート

提供開始から1年間に限り、Windows7や8からのアップグレードが無償で提供されると発表されています。XP亡き後、企業ではWindows7が6割近くのシェアだそうです。

XPのリプレイスが終わったばかりですし、延長サポートもまだ残っているので、ここは無償アップグレードでWindows10を普及していくようですが、ユーザーにうれしいですね。

製品名    ライフサイクル開始日    メインストリームサポート終了日    延長サポート終了日     サービスパックサポート終了日
XP 2001年12月31日 2009年4月14日 2014年4月8日 2005年8月30日
Vista 2007年1月25日 2012年4月10日 2017年4月11日 2010年4月13日
Windows7 2009年10月22日 2015年1月13日 2020年1月14日 2013年4月9日
Windows8/8.1 2012年10月30日 2018年1月9日 2023年1月10日 2016年1月12日

まとめ

デスクトップ9割のシェアを持っていても、モバイルを合わせたIT機器全体に対するWindowsのシェアは2009年の70%から2013年時点で24%へ凋落したという統計があるそうです。

「モバイルファースト」はその巻き返しへの戦略ですが、そのベースとなるOSとしてWindows10でシェアを取りたいところでしょう。

Windows8ではデスクトップも一アプリという見せ方で、いろんなものが混在しているイメージで、ユニバーサルアプリが起動された時の違和感がなかなか払拭できなかったのですが、Windows10はデスクトップがベースとなって、デスクトップアプリもユニバーサルアプリも同列にデスクトップ上に存在している感じで、デスクトップ(PC)ユーザーに優しい気がします。デスクトップ自体にマルチデバイスを意識させている感じがしました。

iOSやAndroidユーザーをWindowsに乗り換えさせるというよりも、デスクトップ(PC)ユーザーに「このWindowsならスマートデバイスでも使いたい」と思わせ、モバイルを使わせられるかが、マイクロソフトの「モバイルファースト」戦略のカギかなと思いました。それでは!